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お知らせ

【翡翠(ラベンダーグリーン)】60×18ミリMP ★★★★★

鈴印オフィシャルに未掲載だった特別なアイテムをご紹介します。

宝石印の最高峰「翡翠」です。
しかも数ある翡翠の中でも滅多に手に入らなく、あまり手放したくなかったため公開を見送っていました。
個人的に自分で欲しかった翡翠です。

 

ラベンダーグリーン翡翠とは

冒頭でも述べた通り、鈴印オフィシャルには初掲載の宝石印になります。
そのため基本的なところからご紹介していきたいと思います。

 

翡翠とは

ご存じかと思いますが、翡翠は宝石の一種です。

●翡翠の色の理由
翡翠と聞くと最初に緑色が思い浮かびますが、本来は無色透明です。
なぜそこに1つ1つ異なる色がつくのかと言うと、理由は構成にあります。
翡翠はさまざまな鉱物(ケイ素、酸素、アルミニウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄、チタンなど)が集まるため、混じり合う成分と量によって色合いが変わります。
そして色合いや模様などで希少価値が決まっていきます。

●翡翠の色の特徴
ご存知の通り、翡翠は鳥の「カワセミ」の漢字でもあります。
カワセミの美しい緑の羽の色に似た石を翡翠玉と呼んだことが、由来にもなっています。

●翡翠は色が育つ宝石
宝石は皮脂などが大敵ですが、翡翠は触れることで油分を含んで艶を増し、美しい色に変わっていきます。
その理由は翡翠が乾燥に弱く、表面の油分が蒸発すると透明度が濁ったり欠けや割れる特性があり、ということは逆に触る機会が多いほど油分の補給が適正になされていくからです。
そのため色が育つ宝石ともいわれ、身に付ける期間が長いほど美しくなります。
翡翠はぜひしまいっ放しでなく、日常的に触れておきたいものです。

●翡翠の石言葉
5月の誕生石でもある翡翠の石言葉は「健康と繁栄」
そのため西太后をはじめとした中おくの権力者たちにも愛されてきました。

●翡翠の強度
手で彫れないほどの強度があるため、象牙よりも丈夫です。
参考ですが、鉱石同士をぶつけて調べるモース硬度では、10段階中ダイヤは10、ヒスイは6.5~7、象牙は2.5となります。

つまり美しい色合いと、強度を兼ね備えたパワーストーン、それが翡翠です。

 

ラベンダーグリーン翡翠の特徴

こちらの翡翠は本当に珍しいです。
今回の掲載に当たってあちこちのサイトを見て回ったのですが、同じような発色をしている翡翠を見つけることができませんでした。
入手したのは今から15年くらい前になりますが、バイヤーさんも「見てください、こんなに珍しい翡翠はなかなかないですよ」と、誇らしげに見せてくれました。
もちろん私自身も一目惚れしたほど、抜群のオーラを放っていたので、次に今回のラベンダーグリーン翡翠の特徴をご紹介します。

 

ポイントは色合い

まず前提として、一般的に緑色を想像する翡翠ですが、色合いは多岐に渡り、その色によって価値が決まります。
一番価値が高いのがグリーンで、次にラベンダー。それ以外の白っぽい色は価値がぐっと下がってきます。

ちなみにグリーンはアジア圏で人気で、ラベンダーは欧米で人気があります。

もちろん天然石ですから同じグリーンでもさまざまな発色があり、国ごとに好まれる傾向が違っているようです。
ちなみにラベンダー色になるのは、本翡翠と呼ばれるジェダイトに、チタンや鉄が含まれたからとも言われています。
このように色ごとにも特徴があり、また同じ色でも違いがあるのが翡翠で、その中でもグリーンとラベンダーが非常に価値が高いものになります。

そしてこちらの「ラベンダーグリーン翡翠」は、そのグリーンとラベンダーが混じり入った、非常に珍しい色合いを放っています。

写真では上部の濃淡のあるグリーンが、下部には美しいラベンダーに覆われる奇跡の一品になります。

それだけ貴重にも関わらず、国際情勢によって入手がさらに困難になっているとのこと。
中国を経由して入手できるミャンマー産の翡翠は、現在中国の出国禁止によって全く流通が行われていないようです。
つまり同じものが手に入る可能性は、限りなく0に近いと言えます。

 

 

鈴印では他にも現在は手に入らない、貴重なグリーン翡翠も保有しています。

 

最後に

翡翠は古来より、神秘の宝石として大切にされてきました。
もちろん印章に必要な要素も備わっています。
ラベンダーグリーン翡翠がその中でも別格なことは、輝石に精通されている方には言うまでもないことでしょう。

あまり積極的ではなかったにも関わらず公開しようと思ったのは、昨日442年ぶりの皆既食と惑星食を同時に見ることができたことと、決して無関係ではないでしょう。
混沌とした世の中だからこそ、自然が与えてくれる力に魅力を感じたのかもしれません。

 

 

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