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法人【縦目芯持(ハード)】象牙75×21ミリMP ★★★

象牙 極上ハード縦目芯持 75㎜丈×21㎜丸 実印

これまで数々の特別な印材を取り扱ってきましたが、またしても私たちの想像を超える印材を入手することができました。

歴代マスターピースの中でも、特に価値のある品。
単純に希少価値だけで申し上げますと、鈴印史上過去最高かもしれません。

象牙 極上ハード縦目芯持という希少性

芯持ち材とは

良い印章をご検討される方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
象牙の芯の部分も含めた印材のことです。

牙は人間の歯のように中央に神経が通っているため、「芯」と呼ばれる穴が開いています。
芯は、牙の根元ほど大きく、先端に向かうほど小さくなるのが特徴です。
そのためどんなに上質な素材でも、芯が大きいと捺印時に欠けとなってしまうため、印材として成立しません。

芯持ち材とは、芯があってもそれが影響しないほど小さい、奇跡的な素材と言っても過言ではありません。

芯持ちの極上ハード材という驚くべき希少性

今回最もお伝えしたいのはこの部分です。

鈴印では創業より基本的にハード材のみを使用しています。これは硬く丈夫なため、長年にわたって使う実印に最適だからです。

ところが「ハード材の芯持ち」は存在しないと思っていました。
なぜなら、これまで見たハード材の芯持ちは全て芯が大きく開いており、使用できない状態だったからです。

ところがその常識を覆す印材が、ついに現れました。

写真のように持ち手側には小さな凹みがありながら、印面側には影響が一切ありません。
そのため、まさに「芯が塞がっているハード材」という、極めて稀少な素材なのです。

参考までに、ハード材の芯持ちは全体の0.001%ほどしか存在しないと言われており、現在は輸入もストップしているため、今後新たに入手することはほぼ不可能です。

奇跡の模様

本当売るのが惜しいくらいに素晴らしい印材が取れました。
薄く小さな芯だけでなく、その周りの模様も見てください。
明智光秀の家紋のようにも見える柄が、天然材として取れるのは本当に奇跡的です。
後にも先にも、ここまで美しい印材は見たことがありません。

私自身の感想も同様で、彫るのが惜しいような、またここに刃物を入れる緊張感を今から噛み締めているほどです。

芯持ちの縦目と横目の違い

上記写真は横目です。

これまで鈴印のサイトでは、横目と呼ばれる、横向きに抽出された芯持ちの印材をご紹介してきました。

対して今回は「縦目」、いわゆる正統派です。

●【縦目】
・利点:牙に対して並行に取り出されるため非常に丈夫
・欠点:芯が大きい場合、捺印時に影響が出る可能性がある

●【横目】
・利点:芯の影響が見た目に比例し、美しさが際立つ
・欠点:牙に対して垂直に取り出されるため、縦目に比べて強度が劣る

まとめると、縦目は基本に忠実で強度重視、横目は見た目の美しさを優先。
そして希少性は、縦目が横目を遥かに上回ります。

75ミリ丈×21ミリ丸という希少性

お客様のご要望により、「象牙・極上・ハード材・縦目芯持・75ミリ丈×21ミリ丸」の印材を探し出すことに。

職人さんから「これは先先代が大切に保管していた特別な牙。そこから2本だけ取れる」とのご返答。

そのうちの1本はお客様へ。残る1本がこちらになります。

このサイズの最後の牙蓋

高級印材には、朱肉蓋に象牙を使用した「牙蓋ケース」が付属します。

しかし21㎜サイズの牙蓋は残りわずかで、今回が最後の1点。

個人印としても対応可能です

大きな印材のため法人印が基本となりますが、個人印としても登録・使用可能です。

個人でご注文の際は「法人名入力欄」にご自身のお名前をご記入ください。

最後に

この印材は、これまでの常識を覆す、芯が塞がっているハード材
さらに75×21という超希少サイズ

捺印の場面で圧倒的な存在感を放ち、なおかつ指にひっそりと収まる唯一無二の印材。
あなたの想いが芯を通して、紙に刻まれるような感覚を、ぜひご体感ください。

▶【法人象牙 極上ハード縦目芯持75丈×21丸】を購入する

【限定1本】

 

また、こちらよりもやや小さいサイズ(60ミリ丈×18ミリ)も併せてご紹介しています。

[blogcard url=”https://blog.suzuin.co.jp/24510.html”]

 

マスターピース・デッドストックとは

マスターピースとは、鈴印の長年の歴史に裏付けられた至高の傑作たち。

印章素材のほとんどは天然材です。
工業製品と異なり天然材は品質が一定ではないため、それぞれに大きな個体差があります。
個体差を知る例として、こんな話もあります。
最高級の天然皮革は最初に王室、次にヨーロッパのスーパーブランドに卸されます。
そして残ったレザーが最後に一般市場に出回ります。
本当に良い天然素材は長年の歴史によって流通経路までも決まっており、それらを後発として入手することは非常に困難です。

私たち鈴印は創業より、特別に良い素材のみを集めて参りました。
結果として、優先的に優れた素材が集まるようになっています。
またそれらは全て、専用セラーによって厳重に保管されています。

▶マスターピースはこちらから

デッドストックは、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
品質には徹底的にこだわり、信頼関係の元に譲り受けた最高級品のみをセレクトします。

印章店においての素材は、その店のこだわりです。
なぜならその店主が惚れ込んで手に入れた特別なアイテムだから。
ところが眠ってしまっている宝物のような素材もこの世にはたくさんあります。
そういった全国各地に眠っている宝物に再び光をあて、みなさまに届けることができないか?
良い品と、それを欲するお客様の橋渡しをするのが、デッドストックです。

▶デッドストックはこちらから