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お知らせ

【民生】象牙90×18ミリ金丹入DS ★★★★★(売上の一部は能登半島震災復興募金に送られます)

伝説の印材、再び登場。【民生】象牙90㎜丈×18㎜丸 実印

鈴印が誇るデッドストックに、新たな傑作が加わりました。

これまでデッドストックの仕入れ先は、信頼できる印章店様やメーカー様に限定してきました。理由はシンプル、品質保証のためです。
プロの目利きを経た印材を仕入れることで、私たち自身が安心してお届けできる高品質を維持してきました。

そんな中、今回は特別なご縁がありました。
埼玉県印章業組合連合会様から「貴重な印材を販売する」とのご連絡をいただいたのです。
しかも、売上の一部は赤十字を通じて能登半島震災復興募金へ寄付されるとのこと。
その志に共感し、現地に伺ったところ…そこには想像を超える印材がありました。

そして今回ご紹介するのは、その中でも最も価値ある1本です。

2024年6月24日に公開したブログですが、リンク先変更に伴い、2025年6月12日にリライトしました。

【デッドストック】象牙(民生)90㎜丈×18㎜丸・金丹鞘付き実印の魅力

今回の印材は、鈴印でも滅多にお目にかかれない極上品です。
「民生」とは、象牙象嵌士として名高い山崎民生さんが取り出した印材。文化功労者賞を受賞されたその方の名が刻まれた印材は、現在ではほぼ入手困難となっています。

民生とは
かつて存在した象牙象嵌士・山崎民生(みんせい)氏が取り出した印材。
その名と花押が彫り込まれ、特に厳選された象牙のみを使用。
独特なアイボリーの色味と、彫刻士の刃物が吸い込まれるように入る感触は唯一無二。
当社ではこの希少印材を専用セラーで厳重に保管しています。

さらに長さは90mm。通常の60mmより遥かに長く、存在自体が貴重。今回ご紹介する1本は、過去に苦労して探し回った末に出会った“あの印材”と同スペックです。

民生90㎜丈×18㎜丸にまつわる思い出

父が存命だった頃、私は一人で展示会に向かうことになり、「90ミリ丈の民生を探してきてほしい」と頼まれました。
ですが当時、その存在すら知られておらず、展示会の誰に聞いても「そんなのあるんですか?」と首をかしげられるばかり。

それからあらゆる伝手を頼りに探し続け、ようやく新品を2本入手することができました。1本はすでに完売し、現在手元に残っているのは1本だけ。
そして今回、同スペックの品が入荷されると聞き、迷わず真っ先に手を上げました。

特注ケースも“鈴印仕様”にアップデート

元々ついていたケースは牙蓋付きの特別仕様。しかし内張はレトロで一部傷みもありました。
そこでカスタムの匠・KF様に依頼し、鈴印仕様にアップデート。金枠は今では貴重な燻加工、ワニ皮の美しさ、牙蓋の存在感…すべてが最高峰のクオリティです。

お値引きの理由と状態について

新品と比べれば若干の色焼けがありますが、これは象牙の“本物”を証明する自然な経年変化。
保管状態も極めて良く、大切に扱われていたことが伝わります。

今回はこうした理由から、特別価格でのご案内となります。
色味の詳細は下記動画でご確認ください。

最後に

この印材に出会ったとき、父の言葉、民生への想い、そしてマスターピースという取り組みがすべて蘇りました。
今こうして、また特別な印材を皆さまにご紹介できることに心から感謝しています。

※こちらの売上の一部は、赤十字を通じて能登半島震災復興募金に送られます。

【民生】象牙90㎜丈×18㎜丸 実印のご購入はこちらから

マスターピースとデッドストック

マスターピースについて

「マスターピース」とは、鈴印が長年培ってきた信頼と実績に裏付けられた傑作群。
天然素材である印材は一つひとつ個体差があり、その中でも最上級のみを選定・保管しています。

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デッドストックとは?

「デッドストック」とは、歴史ある店舗で眠っていた希少かつ高品質な印材を、特別価格でご提供する試みです。
その店主のこだわりが詰まった逸品を、新たな持ち主へと橋渡しする。それが鈴印のデッドストックシリーズです。

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