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お知らせ

【ソフト】象牙法人角印60×24・21ミリ角印DS☆☆☆

今回ご紹介するのは、象牙法人角印の中でも珍しい「ソフト材」です。
通常【鈴印デッドストック】は、歴史ある店舗様に眠っている希少素材を厳選してご紹介していますが、こちらはメーカー様より正規に譲り受けた在庫品になります。
現存数が非常に少なく、また今後の取り扱いを検討した結果、今回デッドストックとして特別価格でご案内することになりました。

象牙法人角印で最もお手頃なソフト材

象牙角印ソフト材

鈴印の公式サイトでも掲載数の少ないソフト象牙。
今回の入荷は、象牙価格が高騰する中で、できる限り品質を維持しながらもお求めやすい価格帯を実現するために検討を重ねた結果、見出された一本です。

象牙の最低価格帯は年々上昇しています。特に法人角印はサイズが大きいため、素材の確保が難しくなっています。その中で、ハード材に匹敵する品質を保ちながら価格を抑えられる選択肢として、このソフト材が選ばれました。

ハード材とソフト材の違い

ハード材とソフト材の違い

象牙には「ハード材」と「ソフト材」があります。違いはその名の通り硬さですが、ソフトといっても決して柔らかいわけではありません。比較した際にわずかに感じる程度の違いです。
一般的に、熱帯雨林に生息する象はハード材となり、草原地帯や乾燥地帯の象はソフト材になります。つまり、生息環境によって密度が異なるのです。

品質や希少性ではハード材が上位に位置づけられますが、今回のソフト材もその中では極めて上質。
捺印の精度や使うほどに艶が増す特性はハード材と何ら変わりません。むしろやわらかな印面がもたらす「滑らかな押し心地」は、好まれる方も多いです。

印面サイズは24㎜と21㎜、各1本限り

印面サイズ

今回の入荷は、法人角印の定番サイズである「24mm」と「21mm」をそれぞれ1本ずつ。
本来であれば通常ラインナップに加えることも検討しましたが、安定した入荷が難しいため、今回限りのデッドストック扱いといたしました。

実際に手に取っての印象

象牙角印の艶感

実際に手に取ってみると、ソフト材特有の滑らかさと軽さが感じられます。
長年の経験上、触れただけでハードかソフトかがわかりますが、初めての方が両方を比較しても、違いがわかるのはごくわずかでしょう。

触感:ハードよりもわずかに柔らかく感じる質感
艶感:ハードの「奥から輝く光沢」に対し、やや穏やかで上品な艶
重量:24mmサイズで約5gほど軽量

この微妙な差が、実際の印影にどのような違いをもたらすのか。
ぜひ以下の動画で艶感と質感の違いをご覧ください。

最後に

象牙角印の仕上げ

上下の印にも象牙(牙鋲)を使用しており、すべてが本象牙製です。
角印は丸印よりもサイズが大きく、重厚感が高いのが特徴。手にした瞬間に伝わる「所有感」と「品格」は象牙ならではです。
そして何よりも、その捺印の美しさは格別です。多くのお客様が「押すのが楽しみになった」とおっしゃいます。

木材とは異なる、象牙ならではの滑らかな押し心地。ぜひ手に取って感じてみてください。

▶象牙(ソフト)角印を購入する

マスターピース・デッドストックとは

マスターピース

マスターピースとは、鈴印の長年の歴史に裏付けられた至高の傑作たち。

印章素材のほとんどは天然材です。
工業製品と異なり天然材は品質が一定ではないため、それぞれに大きな個体差があります。
個体差を知る例として、こんな話もあります。
最高級の天然皮革は最初に王室、次にヨーロッパのスーパーブランドに卸されます。
そして残ったレザーが最後に一般市場に出回ります。
本当に良い天然素材は長年の歴史によって流通経路までも決まっており、それらを後発として入手することは非常に困難です。

私たち鈴印は創業より、特別に良い素材のみを集めて参りました。
結果として、優先的に優れた素材が集まるようになっています。
またそれらは全て、専用セラーによって厳重に保管されています。

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デッドストック

デッドストックは、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
品質には徹底的にこだわり、信頼関係の元に譲り受けた最高級品のみをセレクトします。

印章店においての素材は、その店のこだわりです。
なぜならその店主が惚れ込んで手に入れた特別なアイテムだから。
ところが眠ってしまっている宝物のような素材もこの世にはたくさんあります。
そういった全国各地に眠っている宝物に再び光をあて、みなさまに届けることができないか?
良い品と、それを欲するお客様の橋渡しをするのが、デッドストックです。

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