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実印は親から子への贈り物

  1. 印鑑の物話
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知ってますか?実印は親から子への贈り物

このフレーズ、私の尊敬する方と私の親父が偶然にも全く同じ事を言ってて、非常に感銘を受けた言葉です。

皆さんどうしてか分かりますか?

 

親から貰った実印はそれを押す時、プレゼントしてくれた親御さんの顔が浮かぶからです!

 

実印が最初に必要になるのって、大概「車」の購入の時です。

20歳頃ですよね?当然実印よりは、その分車のパーツ代に予算は回したい。

確かにご本人からすれば、実印なんてそんなに使わないし、それよりは現金の方がありがたい!

そりゃそうですよね、私も当然そうだと思います。

 

しかしですね、結果その実印は一生使う事になるんです。

だって登録し直すのはとっても大変ですし・・・

 

それをご両親はご存知ですし、判を押す重みもご存知です。

もしもあなたに保証人の話が来たら…

昔からの親友に必死に頼まれたら…

簡単に断れますか?

断りにくいのが人情ですよね。

もしも実印が簡単な三文判なら、深く考える余地も無く押してしまうかもしれません。

でも保証人の判は絶対押しちゃ駄目なんです!

 

それが親から貰ったちゃんとした実印ならどうですか?

まず親の顔が浮かびます。

押すんじゃないぞ!と…

 

それが結果自分の身を助けるんだ。

だから親がプレゼントしてあげるんだ。

親父はいつもお客様に熱く語ってました。

 

そして最後に・・・

「ただし唯一例外があります。もしもあなたのお子さんから保証人の判を押してと頼まれたら、その時は理由も聞かず押してあげなさい」と。

伝統

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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