お札と切っても切れないモノ
先日は金融関係の方の就任のお祝いでした。
なのでその席では、お金にまつわる諸々のお話が出ましたね。
その中でこんなお題が。
- お札を発行しているのはどこ?
- 硬貨を発行しているのはどこ?
これ実はワタクシよく知っていました。
なぜならお札と切っても切れないモノを生業としているからです!
お札と切っても切れないモノって?
そう!
ハンコです。
これは「総裁之印」と彫られています。
ハンコが押してあるというコトは、その方が責任者。
だからこのお札の最高責任者は、日本銀行総裁ってワケですね。
つまり、お札を発行しているのは日本銀行となります。
この印にはちゃんと想いがありまして、総裁之印またの名を流通印「日本銀行より発行したお札は全国隅々まで行き渡る様に」との願いを込めて押されているそうです。
で、ついでですけど裏面
ここにもハンコが押してあります。
こちらは発券局長と彫られています。
お札の発行を担当するのは日本銀行発券局。
そこの長である発券局長の印が、責任者として押してあるワケですね。
こちらの意味は、発券局長印またの名を歯止印「表面で願う流通を裏面で発券局長が歯止めをかけ、再び日本銀行に帰ってくる事を願って」押してあるのだそう・・・
つまり、表面でお札を発行する日本銀行の総裁が正式であるコトを認め流通するコトを願い、また裏面で、お札を発行した日本銀行発券局長が真偽を認め戻ってくるコトを願ってるワケなんですね。
ちなみにどちらのハンコも彫ったのは、江戸後期の篆刻家「益田香遠(ますだこうえん)」さん。
ワタクシはコレを覚えて、一級印章彫刻技能士の資格を取りました♡
で、硬貨はまた別。
これは日本政府が発行しています。
その証として硬貨には
日本国と刻印がなされています。
つまり日本政府ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
紙幣と貨幣(硬貨)は発行するところは違うけれども「印が押されている」っていうのは、紛れもない事実だったりするんです。
つまりお札と印は切っても切れない関係。
多少強引ですけど♡
いずれにせよ大切なモノには責任者の印が押してある、これは万国共通です。
ブランドにはブランドの印がありますし、書類には責任者の印がある。
だからこそ唯一無二。
いや〜綺麗にまとまりましたね♡