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お知らせ

【横目芯持(日輪)】象牙90×24ミリMP ★★★★★

象牙日輪(にちりん)
最高峰の象牙の美しさを最大限に引き出した印材です。
通常象牙の印材は、牙と平行(縦)に取り出していきます。
対して日輪と呼ばれる材料は、芯を中心に垂直(横)に取り出しした贅沢品。
日輪の名前の由来は「太陽の輪」に似ているから付けられ、輪を結んで縁起が良いとされています。

また今回の横目芯持ちはその中でも希少性がさらに高く、またその中でも90ミリ×24ミリという実印登録できるギリギリの特大のサイズは、まず市場に出回ることのない超貴重品です。

奇跡的なサイズは、全て手作業で大切に取り出されました

日輪自体も1本の牙から必ず取れる訳ではない貴重品にも関わらず、その中でも別格です。
まず日輪の中でも芯のある素材は稀で、しかも中央中央に位置し、かつ模様の美しいものとなるとさらに稀。
ざっくりとした割合で申し上げますと、全体の約0.3%ほどしか入手することができません。
その上90ミリ×24ミリというほとんど見ることのない特大のサイズが入手困難なのは、火を見るより明らかです。

しかもこの素材も1つ1つ手作業のみで取り出しています。
通常象牙印材の取り出しにはその硬さから機械を使用する場合が多いのですが、今回は日本でも数少ない全て手作業で取り出せる熟練の技を持った職人さんが、丹精込めて大切に取り分けた真心のこもった品です。
手作業は素材の全てを理解します。
それは天然材固有の特徴でもある、個体差にまで及びます。
人間のみが許された指先の感性は、天然物の僅かな違和感もキャッチします。
そして完璧のみが形になります。

日輪は彫り手の技術も問う

案外知られていない話かもしれませんが、日輪は彫り手の技術を最も問う素材といっても過言ではありません。
日輪は別名「横目」とも言われ、繊維が横に寝ているため彫刻も困難を極めます。
木で考えると分かりやすいのかもしれませんが、通常は輪切りの断面に彫刻するため、縦に彫る面の繊維が立っています。
立っているからしなりが出るため、外からの力にも耐える力が強いんです。
ところが横を向いていることによって、繊維が寝ているため、わずかな力でも剥がれてしまいます。
そのため熟練を極めた職人でも、技量を必要とされるのがこの日輪の彫刻になります。
私自身は修行時代に数多くの経験をさせていただいたため、この横目の攻略法を自分なりに見つけました。
通常より刃物の角度を薄くし、コントロールが難しいほど鋭角な刃物を使用します。
また合わせて極限まで研ぎ澄まされていないと剥がれが起きてしまうため、研ぎたての刃物でしか太刀打ちできません。

日輪はお渡しまでに、多少お時間をいただきます

以上のように数も限られ、また彫り手の技術も問われることから、ほとんど市場に出回ることがございません。
それにも関わらず私たちが入手することができたのは、職人さんとの信頼関係によるものでした。
「鈴印さんならお譲りします」
私たちもその想いにお応えできるよう、全て手作業のみで彫り上げていきます。
その素材の特殊性もあって、納期は通常2週間程度、イメージチェックありで3週間程度と、通常よりも多めにお時間をいただきますが、ご容赦ください。

もし可能であればぜひ、店頭にて実際にお手に取ってご覧ください。
本物のみが放つオーラは、きっとあなたを虜にすることでしょう。

 

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