ソールドアウトになった商品は、民生でした。
やはり民生の人気は別格です。
今月当初、1/8にご紹介した民生が、早速ソールドアウトになりました。
民生、印章に興味のある方なら、一度は耳にしたことあるでしょう。
『民生(みんせい)』
今は亡き象牙の象嵌士「山崎民生(みんせい)」さんによって取り出された印材。
最も有名な象嵌士でもあり、また文化功労者賞を受賞された民生さんが手掛けた印材は、証としてその名と花押が彫り込まれ、現在ではほぼ全て入手困難となっています。
これまで鈴印デッドストックに度々登場している民生ですが、希少価値が高いため、残念ながらご希望のサイズに巡り合うことが少ないです。
そんな中今回の民生は、15㎜と実印に最適なサイズでした。
15㎜が貴重な理由は、人気が高いからです。
やはり良いものは実印として使い方が多いですし、そうなると最低でも15㎜は欲しい。
そして15㎜以上から売れていきます。
またこちらは実際に見てもほとんど気にならない程度ですが、金丹部分に小さな傷と若干の色焼けがあったこと、45㎜という長さの関係で、かなりのお値打ち価格でした。
ちなみにデッドストックの民生は、現在在庫は残り1本となっています。
長さが60㎜印面が15㎜、状態もマスターピースに掲載してもおかしくないほど良く、かなり貴重な一品となっています。
民生は、今後の入荷の目処も立っておりませんので、気になる方はお早めに。
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マスターピース・デッドストックとは
【鈴印マスターピース】は、鈴印の長年の歴史に裏付けられた至高の傑作たち。
印章の素材のほとんどは天然材です。
天然であるということは一定でない、つまり品質には大きな個体差があるとも言えます。
個体差を知る例として、こんな話もあります。
最高級のレザーは最初に王室、次にヨーロッパのスーパーブランドに卸されるのはご存知でしょうか?
そして残ったレザーが次に、一般市場に出回るのです。
つまり本当に良いものは、長年の歴史の積み重ねによって流通経路までも決まっています。
逆に言えば、それらを後発として入手することは非常に困難です。
私たち鈴印は長年に渡り、特別に良い素材のみを集めて参りました。
その結果として、優先的に優れた素材が集まるようになりました。
そしてそれらは専用セラーによって、厳重に保管されています。
マスターピース
傑作・名作
【鈴印デッドストック】は、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
品質には徹底的にこだわり、信頼関係の元に譲り受けた最高級品のみをセレクトします。
印章店においての素材は、その店のこだわりです。なぜならその店主が惚れ込んで手に入れた特別な品々だからです。
ところが諸事情により、眠ってしまっている宝物のような素材もこの世にはたくさんあります。
そういった全国各地の眠っている宝物に再び光をあて、みなさまに届けることができないか?
つまり良い品と、それを欲するお客様の橋渡しをするのが、鈴印デッドストックです。