【鈴印デッドストック】は、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
品質には徹底的にこだわり、信頼関係の元に譲り受けた最高級品のみをセレクトします。
【デッドストック】特上象牙16.5㎜天丸実印、横背ワニケース付が入荷しました
いつもと違った半開き角の写真には意味があります。
またまた魅力あるアイテムが入荷しました。
今回の大きな特徴は2つあります。
品質は特上品で非常に高い
これだけのアップに耐えられることが高品質の証です。
現物を見る限りで、印材は特上クラス、鞘に関しても上上クラスと本当良いです。
象牙の鞘付きは、印材は良くても鞘は劣る場合が多いんですけど、鞘すらも上質です。
これもデッドストック、つまり古き良き時代の名残ですね。
また法人用にはポピュラーな天丸材。
こちらを個人用としてご提案させていただきます。
ポイントとしては法人印としてはやや小ぶりな16.5㎜ですが、個人印としては最適なサイズ。
過去にも同じようなアイテムがありましたが、あっという間にソールドアウトになりました。
実際に法人印は彫刻の細かさからお値段も高くなってしまいますが、個人印ならその分価格に反映されます。
そういった理由から価値あるご提案になったと考え、今回も同じようにカテゴライズさせていただきました。
ただし法人印としてご利用いただくことも可能ですので、ご希望の場合はお見積もりをご用意させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
ケースは横背ワニ
もう1つの大きな特徴がケース。
冒頭で半開きにした理由がこれです。
鈴印では非常に珍しい横背ワニケース。
もちろんそれにも理由がありまして、私の父は比較的上品な印章やケースを好み、派手さのある横背ワニはあまり買い付けていませんでした。
私自身はかっこいいと思っていましたが、これまであまりご紹介してこたかったのはそんな理由から。
またこの横背ワニ、なぜこのような色合いをしているのか詳しく説明されているサイトも見つからないため、革好きとしてせっかくなのでご紹介したいと思います。
2色なのはグレージングの問題
ワニ革は全て同じ色である場合が多いです。
革製品って天然の色はほとんどなく、なめす工程で一度色を落とし、染色してから私たちの手元に届きます。
そのため写真のようにツートンではなく、単一色の場合が多いんですね。
対してこちらのケースは2色。
理由は加工の工程にあります。
革は光沢を出すためにグレージングという、石などでこする工程を行います。
そしてご覧いただくとわかるように、革のセンター部分は凹凸がすごいため磨くことができません。
つまり磨いている左右、磨けない中央部分で色合いが異なっていくんですね。
横背ワニはワニの背の革を横に取ったもの
革の王様のワニ革ですが、通常は革に対して縦にとってケースに成形していきます。
対して横背ワニは、横に取る。
つまり象牙の横目のように、贅沢に使用していることになります。
非常に手間がかかっていることが分かりますね。
ちなみに横背ワニケースは、ケース単体でも2万円は下らない価格で流通しています。
お値引きの理由
それだけ価値のある印材にも関わらず、今回は大幅なお値引きとさせていただきます。
理由は以下2点。
牙鋲に痛みがある
印鑑の上下の印にこちらは象牙、通称「牙鋲(げびょう)」が備わっています。
この牙鋲はよくみると2つの問題があります。
1つ目は、中央に黒い小さな傷。
言われなければ気にならないほどの大きさですが、細かく傷があり、色々試してみましたが消すことができませんでした。
2つ目は、写真左上にやや欠けがあります。
こちらも小さな牙鋲なのでよく見ないと分かりませんが、完全な丸ではありません。
色焼けがある
持ち手の部分になりますが、写真でもわかる程度の色焼けがあります。
こちらもじっくり見なければ気にならないレベルではありますが、デッドストックは減点法を採用している関係から、反映させていただきました。
最後に
通常デッドストックのアイテムはなんらかの手を加えて鈴印品質に整えていますが、こちらは仕入れの段階で保管状態も非常に良く、そのままのご提供です。
また鈴印で扱う鞘付は、同ランクの素材を使用しますが、こちらの鞘は上上ランクの別素材。
鈴印デッドストックはその性質上、ほぼ全てが1本限りです。
今回も1本限りとなります。
印材の形状といい、ケースの見た目といい、かなりど迫力の逸品です。
デッドストック象牙(特上)60㎜丈×16.5㎜天丸鞘付き、背ワニケースの購入はこちらから
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マスターピース・デッドストックとは
【鈴印マスターピース】は、鈴印の長年の歴史に裏付けられた至高の傑作たち。
印章の素材のほとんどは天然材です。
天然であるということは一定でない、つまり品質には大きな個体差があるとも言えます。
個体差を知る例として、こんな話もあります。
最高級のレザーは最初に王室、次にヨーロッパのスーパーブランドに卸されるのはご存知でしょうか?
そして残ったレザーが次に、一般市場に出回るのです。
つまり本当に良いものは、長年の歴史の積み重ねによって流通経路までも決まっています。
逆に言えば、それらを後発として入手することは非常に困難です。
私たち鈴印は長年に渡り、特別に良い素材のみを集めて参りました。
その結果として、優先的に優れた素材が集まるようになりました。
そしてそれらは専用セラーによって、厳重に保管されています。
マスターピース
傑作・名作
【鈴印デッドストック】は、歴史ある店舗様において眠っている希少かつ状態の良い素材のみを厳選し、特別価格にてご提供する新しい試みです。
品質には徹底的にこだわり、信頼関係の元に譲り受けた最高級品のみをセレクトします。
印章店においての素材は、その店のこだわりです。なぜならその店主が惚れ込んで手に入れた特別な品々だからです。
ところが諸事情により、眠ってしまっている宝物のような素材もこの世にはたくさんあります。
そういった全国各地の眠っている宝物に再び光をあて、みなさまに届けることができないか?
つまり良い品と、それを欲するお客様の橋渡しをするのが、鈴印デッドストックです。