実印はフルネームがおすすめの3つの理由
「実印って別にフルネームじゃなくてもいいんですよね?」
鈴印の店頭でもご質問頂く事がございます。
登録上の問題だけなら、戸籍登録されている文字であれば、お名字だけでも、お名前だけでも実印登録可能です。
それでも鈴印ではフルネームをお勧めしております。
なぜか?
今日はその3つの理由を書きたいと思います。
①他の判と区別しやすいから
気がつけばどんどん増えていってしまうのがハンコです。
必要に迫られてその都度買い足したりしちゃいますからね。
すると、どれがどの用途の判なのか分からなくなっちゃう事もあります。
それから家族が増えれば、当然ハンコの数もそれだけ増えます。
一般にはお母さんが管理してる場合が多いですかね?
するとお名字だと、誰の何用の判なのか更に分からなくなります(家の実話です)
つまり、少なくとも実印だけはフルネームで大きなサイズで彫られておいた方が、自分のそれ意外の判や他の方の判との区別がはっきり区別ができます。
区別できなくてご苦労なさるのは、他ならぬご自身ですからね。
実印の語源は実名の印だから
こちらは現実的なお話ってより、どちらかというと観念的なお話になります。
確実な証拠があるワケじゃないんですが、あるご高名な方が「実印」の歴史を紐解かれ、たどり着いた結論が
「実印の語源は実名の印」だったそうです。
つまり、実印=ご自身の姓名=フルネーム
大切に名付けられたご自身のお名前には、その親御さんやご家族の想いが目一杯こめられていますからね。
実印を作るときは、そんな想いも思い出して頂けたら幸いです。
実印がフルネームは礼儀です
世の中には数多くの礼儀作法があります。
特に日本は古くはその礼儀をとても重んじる国でしたよね。
若くてもそういった礼儀作法ができる人って、かっこよく美しく見える物です。
ハンコの世界では、フルネームは礼儀になります。
なぜならご自身のお名前の正式名称だからです。
例えば荷物を受け取った印のサインはお名字だけかもしれませんが、契約等重要な場面での署名は必ずフルネームで書きますよね?
それはお名字だけではその方を特定できないからなのでしょう。
ハンコも同じです。
お名字だけでは責任感が違います。
実印を押す時は人生の大きな節目での捺印になります。
そしてその時は必ず、契約を交わす相手がいます。
その相手に対して礼を尽くす意味でも、責任を持つ意味でも、そこは実名=正式名称がおすすめになります。
それだけであなたの価値がぐっと上がりますから。
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