過去ブログ一覧

月を選択してください

カレンダー

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

産まれて来る我が子のために名を刻む

  1. 鈴印と人
  2. 262 view

鈴印では常に「実印は親から子への贈り物」と言っておりますが

54

銀行印も一緒です。


皆さんの中にもお子さんに銀行印を作ってあげた方は多いと思うんですが、いつ頃作られましたかね?

ちなみに私は息子が産まれた後1歳のプレゼントに、名前で彫って贈りました!



流れはこんな感じでした。

産まれる前からなんとなく名前は決めていたんですが、文字やら画数やらを考えると最後の決め手がなかなか見つからなくて・・・

それが誕生して顔を見た瞬間迷いが消え、突然色々浮かんできて、それが文字にしても画数にしても申し分なし!

そんなワケで名前を付けました。



それまでは「男性の銀行印はお名字が理想」ってお客様にもお話していたんですが、あんなに考えて付けたんだからぜひ名前で彫りたい!っていう私個人の物凄く強い想いから、男の子でも名前で彫りました。


他のメリットとしましては、銀行印を名字で彫ると誰の銀行印か分からなくなる可能性もあるが、「下のお名前」なら混同することもありません。

なのでそれ以降は、下のお名前でもオススメしております。





そして先日またあるお客様とそんなお話をしておりましたら、新しいご意見を頂き、それにまた感銘を受けましたのでご紹介致します。


その方は「貴重なご意見ありがとうございます。でも私は名字で彫ってあげたい。この子は家の長男です。いずれはこの家を背負っていく男になります。ですから名を背負う意味でも名字で彫ってあげたいんですよ。」


ちょっと背筋がビリビリする感じでした!


そして更に驚くお話がありました。

ご一緒にお腹の大きい奥様といらっしゃったのですが、色々伺う内に今回ご注文のご長男さんは、そのお腹の中のお子さんなんだそうです。

驚きましたね!


ご誕生前にお名前を確定され、そして「いつでも大丈夫だから、安心して産まれておいで」ってメッセージを込められての事なんだそうです。


つまり様々な想いをこめて、産まれる前にお名字で銀行印を作られたのです。



よく「その名を刻む」と言いますが、ハンコもまさに名を刻むことに他なりません。

名を刻む

読み方:なをきざむ
忘れ去られることのない人物として記録記憶に残るさまを形容する表現。「歴史にその名を刻む」などのような言い回しで用いられる。


weblioより


やはり名を刻むのはご本人じゃなさそうな気もしますよね。



繰り返しますが実印も銀行印も、フルネームでもお名字のみでもお名前のみでも登録する上で問題はありません。

そしてどれをチョイスしてもいいからこそ「その方の想い」それが何より大切になります。


ハンコとは、その方のお名前をご自身の分身として名と刻むものなのですから。





鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

記事一覧

関連記事

マッコウクジラを購入されたお客様の声

お客様の声は私たちの励みです。それはきっと不安があるからかもしれません。なぜなら自分たちでは最高だと思っていても、それを実際に使う、つまりご自身のものとして手に入…

  • 272 view

決め台詞は「ハンコ捺さねーぞ!」

今日はお客様の言葉です。ありがたいことに鈴印は、印章をとても大切にされるお客様に支えられています。そしてみなさんからは、リアルな現場の捺印にまつわる事実を教えてい…

  • 309 view

お客様のお言葉が私たちの励みです

ご存知のように鈴印は店舗を構えて営業していますので、日々お客様から多くのお言葉をいただきます。ありがたいことに良いお客様に恵まれ、嬉しい言葉に包まれ、いつも充実した気…

  • 224 view

お客様の声ページ、更新しました

こんな時期だからこそ、お客様からの直筆のおハガキに、とてつもないパワーをいただけます。余計な装飾は不要ですね。ありがとうございます!お客様…

  • 151 view