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品質管理に関して思う事

最近多いですね、類似品や模倣品を誤って販売してしまったり、産地偽装やら食品偽装やらが信頼のおける会社で表面化してしまったってニュース。


明らかに類似品や模倣品を売ってそうなお店ならまだしも、信頼の置ける販売店で類似品や模倣品を取り扱ってしまうのはやはり問題ですよね。



極論を言えば、お客様様自身が類似品・模倣品と分かっていて購入する分には
高いけど本物を購入するか、それとも似ていれば偽物でも安く手に入ればいいかお客様の選択肢の1つになりますが
本物を取り扱うべき販売店で偽物を販売してしまっては詐欺と言われても致し方ないです。



ではそれを自社のことに置き換えて考えてみますと・・・


ハンコの類似品って?ハンコの模倣品って? 
そもそもハンコの品質管理とは・・・

42-2


こちらのブログでも度々書いておりますが、鈴印では各商材の最高級品のみしか取り扱っておりません。

柘植なら柘植の、水牛なら水牛の、チタンならチタンの、象牙なら象牙の
それぞれの商材の最高級品のみです。

その商材に最大限の手間暇を掛けて作り上げた商品のみを「鈴印ブランド」として販売致しております。




今回の騒動の問題点は、偽物を見抜けない販売店の力量とも言われておりますが

実際鈴印ではどのようにして品質を見極めているのかをご紹介したいと思います。


その判断基準は大きく分けて3点になります。

  1. 持って触った感覚
  2. 彫った時の感覚
  3. 押した時の感覚




1.持って触った感覚

これは先代・先々代に感謝ですね。

私が鈴印に入社した時から、古くは幼い頃から当社には最高級品しか置いてありませんでした。

そのため私はごく当たり前のように最高級品だけを触れて参りました。

だからそれらと違えば、触った瞬間に違和感として理解します。


なので例えば、誰かが持参される印材を触った瞬間に大体のグレードが計り知れます。
※ただし鑑定は致しませんのであらかじめご了承下さい 

もちろん仕入れた商品に関しても同様です。



年に数回業界の展示会もございますが、そこでもメーカーさん問屋さんのご協力の元

商品のグレードを見て触って感覚にズレがないか確認させてもらいます。


実際は重さだったり感触だったり、凄く感覚的ではありますが

毎日触り続けるからこそ分かる、いや自信を持って分からないといけない

プロとして責任者として最低限の責任だと思うのです。 



2.彫った時の感覚

これは私が彫刻の修業していた会社に感謝です。

そこには毎日全国各地のあらゆる小売店さんから大量の発注がございました。

ですから毎日ありとあらゆるグレードと素材のハンコを彫りました。

そのため自然と品質が理解できるようになります。 


だから例えば稀にあるんですが、1.の持って触っても分からない場合

それは印材をちょっと彫ってみると全て分かります。


これまで何万本と彫ってきた中で、過去のどれに近いのか指先から伝わる情報で判断します。




3.押した時の感覚

最後はもうこれしかありません。

どんなに優れた材料も、どんなに美しく彫れた判も、綺麗に写らなければアウトです。

逆に言えば、どこかで過不足があれば捺印にモロに影響が出ます。


だから鈴印では、全ての判を最初に私が試し押しします。

そこでもし写りに不具合があれば、文字のレイアウトに違和感があれば、全て最初からやり直します。


文字のバランスも捺印の精度も、最高に綺麗に写る判にするためには

材質・彫刻技術・文字のレイアウト、その全てが揃わないと成り立たないのです。





私はいつも思います。

そのお店の取り扱い品目やそのお店の価格帯は、そのお店の社会的責任です。 

価格とは信用ですから、同じ「モノ」でも安価なら安価なりの、高価なら高価なりの社会的信用があります。

つまりそれは、そこで働く人間の力量に頼る部分が一番大きいのです。
 


高級専門店、それはその道のプロで構成された店舗になります。

その使命は、お買い上げ頂くお客様の信用を裏切らない事・・・


信用とは

「あそこのを買っておけば間違いないから!」

と言って頂ける事



 
昨今のニュースを見て、改めてその事を肝に命じ、仕事に取り組んで参りたいと決意致しました。

 

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