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チタン専用の新しい書体「SK印相体」が誕生しました

2014年1月の誕生より、気がつけば鈴印を代表すると言っても過言ではないほど多くの方々にご愛顧いただいておりますオリジナル書体「SK印相体」。
おかげさまで検索される方、またお問い合わせいただく機会も増えてまいりましたので、この辺りでまとめ直してみたいと思います。
2014年1月9日に公開したブログですが、2019年1月29日にリライトしました。

チタン専用の新しい書体「SK印相体」が誕生しました

チタン専用書体ってのはちとオーバーかもしれませんが、まさに偶然に偶然が重なって今回の書体が誕生ました。
上記画像は「鈴木延之」と彫刻されております。

金属であるチタンのイメージに限りなく文字も近づけたい 

そんな想いから直線のみで構成されたデザイン。
また鈴印が提供する書体ですから、一番のポイントは実印や銀行印などの登録印としても使える点。
一般にオリジナルの書体は、ある程度制限の緩い銀行印は登録可能でも、ルールが厳しい実印は不可って場合が結構多いんです。
ところがSK印相体は、これまで80年以上に渡って受け継がれてきた鈴印の文字をベースにしているため、実印としても使えます。
つまり歴史に基づき、それを現代風にスタイリッシュにアレンジした書体が、SK印相体なのです。

これまでの書体との比較

新たに誕生って言われても、普段印鑑に馴染みのない方は何が違うのか分かりにくいかもしれませんので、既存の書体と比較してみましょう。

印相体

こちらも同じく「鈴木延之」

丸みを帯びた線が特徴のもっともポピュラーな書体です

印鑑にも相があり、すべての線を枠(八方)につけるため縁起が良いと言われ、また私としては空間が少ないため大きく立派に見えることから、最近では店頭でもオススメしている書体。
種明かしをしてしまえば、SK印相体はこの印相体をベースに発展させています。
でも曲線主体の印相体と、直線のみのSK印相体では、大きく雰囲気が異なるのが分かると思います。

篆書体

この書体は秦の始皇帝が最初に文字を統一した漢字の紀元

実印の書体としても最も歴史が古く、今なお根強い人気を誇る実印の最高峰。
まさに王道と言われる篆書体ですが、実は印相体のベースになっている文字。
篆書体は1文字づつ独立しており、この文字の線を伸ばしてつけたのが印相体。
そして上にも書きましたが、印相体をベースに直線の構成したのがSK印相体。
つまりSK印相体の基礎にもなるため、デザインの際はいつもこの篆書から。

SK印相体誕生秘話

SK印相体にたどり着くまでにはかなりの時間を要しました。
それには以下の理由がありました。

これまで印相体も篆書体も、鈴印のスタンダードとして自信を持ってご提供させて頂いておりました。
それはあくまで手彫りという概念を元に考え尽くされた結論。
印相体も篆書もその独特な柔らかさが特徴な書体ですが、手書き+手彫りの組み合わせによって初めて高い完成度を維持できます。
しかしながらチタンは金属ゆえ、手彫りはできません。
一般にチタンはPCフォントを使用する場合がほとんどですが、鈴印としましてはPC文字を使う訳にはいきません。
数年前からチタンの販売は考えておりましたが、その決め手の書体が思い浮かばず、ずっと企画が頓挫したままでした。

そんなある日の事、あるカフェでたまたま見かけた一枚のフライヤーに衝撃を受けました!
それがこちら

NOTONフライヤー
今や押しも押されぬ宇都宮を代表する豚骨ラーメンのパイオニア、NOTONさんのフライヤーでした。
確かまだNOTONさんのオープン前、このフライヤーに衝撃を覚え、思わずこっそり持って帰って事を今でもよく覚えております!
なにが凄いってこの文字

「俊」
これはまさに印相体でした。
しかも我々印鑑職人が見た事もないアーティスティックなデザイン。
普段これらの書体の専門家でもある私は、PC文字かデザイン文字かはすぐ分かります。
世間に使われているこの「印相体風」は殆どがPCフォントです。

「一体誰がこの文字考えたんだ・・・」

そんな後ろ髪を引かれる想いを持ちつつも、そういった出会いは必ず必然を伴います。
それから数ヶ月後、ある一人のデザイナーと知り合いました。
それはもう鈴印ブログではお馴染みのあの男です。

株式会社カケラデザイン 代表取締役 吉田貴彦氏
偶然の出会いから意気投合し、色々話をしているうちに、聞けば上記の「俊」の文字は彼がデザインしたとの事!
これまた二重の驚きだった事は言うまでもありません。
そしてある日、何かの拍子にふと思いました・・・
「このデザインでチタンを彫れないだろうか?」
そこからチタンの発売に向けて全てが一気に動き出しました。
「このテイストを何とか鈴印の文字と融合し、商品として発売したい!」

ところがこの独特の線の動きとバランスは、今までの実印の文字に捕われている我々には簡単に理解しがたい、デザイン性の恐ろしく高い物だったのです。
色々相談に乗ってもらいながら、机の前にこちらのフライヤーを置き、眺め続ける事約半年・・・
ある時ふと全ての糸が繋がるように謎が解け、一気に書き上げました。

その時のラフ書きがこちら

まだまだ線の動きは雑ですが、かなりイメージに近づいたデザインになった事を実感した瞬間でした。
あとはPCに取り込み線の太さと間隔を調整し、一つのシンボルマークを作り上げるかの如く線を整えていきます。

こうしてSK印相体は誕生しました。

最後に

なんども挫折を繰り返しながら、その問題を解決したのはやはり人の力でした。
その彼へのリスペクトも込めてSK印相体のネーミングは「SUZUIN+KAKELA」の頭文字を採用しました。

〜世界に一つ、あなただけの印鑑を彫ります〜
鈴印に脈々と流れ続ける歴史に新たな1ページが加わりました。
世界に一つあなただけのために、あなたのお名前をデザインします。

現在はプレミアムチタン印のみならず、全ての素材に対応しております。

SK印相体使用の印章のご注文はこちらから>

 

ブログの続きSK印相体Ⅱのお話はこちらから>

 

 

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