■「印章の偽造」に関しての鈴印の考えはこうです!
今日はあまりオモシロくないかもしれませんので予めご了承下さい。
ネットで「印章偽造」で調べると色々載ってますね。
中には偽造する方法まで・・・
ま、技術や方法の事は今回は置いといて、印章の偽造について鈴印ではどう考えているかを書きたいと思います。
印章の偽造は法律で禁止されています!
刑法第二編 罪 第十九章 印章偽造の罪
なので例えいかなる理由があろうとも鈴印では、偽造印の作成は一切致しません!
ちょっと見て一瞬迷うような紛らわしい判も彫りません。
なので大変お手数ですが、
※実印を改印された時は必ず実印の登録変更を行って下さい。
じゃあそもそも実印の偽造って?
同一印影の判を彫る事、あとは似ていて間違えそうな判を彫る事も偽造になるんです。
これを犯すと、我々だけでなく使ったお客様も罰せられます。
偽造せざるを得ないよくあるパターンをご紹介しますと・・・
「実印をなくしちゃって登録変更するのがメンドクサイんで同じように彫って下さい」
「実印が摩滅してよく写らないんだけど、登録変更するのがメンドクサイんで同じように彫って下さい」
「実印の持ち主が遠くて会えないんで、これと同じ実印彫って下さい」
「お客さんの実印なくしちゃってバレると責任問題になっちゃうんで、同じように彫って下さい」
「じゃあなるべく似せて彫って下さい」
全部×
中には「私、本人なんで、身分証明書もあるんで・・・」
事情も分かりますし、なんとかお力になりたい気持ちもあるんですが、作る事自体が違法になるので大変お心苦しいのですがお断りしております。
だって逆を返せば、誰か他人が偽りの身分証明書を揃えて鈴印にお持ち戴いたら、あなたの実印は偽造されてしまうって事になるんですから。
「何となく似てればどうせバレない?」
いや、確実にバレます。
だって我々が偽造を見抜くのってとっても簡単ですモン!
毎日毎日そればっか見てますからね~。
母親がお子さんの調子がどうか一発で分かる位簡単に分かります!
何となく臭うんですよね~。
それよりもむしろ似たような判がいくつもあると、かえって紛らわしくなって、将来的に更にどれがどの判か分からなくなります!
なのでその都度キッチリと登録し直す方が、長い目で見ると実は安心なんです。
ある方がある会でこんなスローガンを掲げていらっしゃいました・・・
不易流行
こんな意味だそうです。
いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。
また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。
蕉風俳諧(しょうふうはいかい)の理念の一つ。
解釈には諸説ある。
「不易」はいつまでも変わらないこと。「流行」は時代々々に応じて変化すること。
鈴印も時代に合わせて少しずつ変化したいと思いますが
いつまでも変わらないこと・・・
それは法律に則って正々堂々と判を彫って行きたい!
なので、実印だけは作る時はしっかりした物を作って、それを大切に長くお使い下さい。
あなたやあなたの会社の財産や権利を守るのが実印の最大の使命ですから。