誰だって怖いものはあります。
「今、何が怖い?」って聞かれた時に、誰だって最初に1つや2つは頭に浮かぶはずです。
そんな時にあなたならどうしますか?
本当に怖い時って、ビビって周りが全く見えなくなることだってあると思います。
でも冷静になってみると怖さの原因って情報不足がほとんどで、一度知ってしまえば・・・なんて場合も多いはず。
そして小さい子供がいたりすると、実は怖さを解消するヒントって、子供との関わりの中で発見できたりもします。
ちなみに我が家の場合は・・・
大人だって怖い時のおまじないは、おばけなんてないさ♡
教育論なんぞを見渡しますと、子供を叱る際に「おばけ出るよ」ってのはNGなんてご意見もありますよね?
「嘘はダメ」とか「叱られる本当の理由が伝わらないから」とかの理屈論だったりしますけど、あのですね、3人もいたら嘘でも言いくるめないとニッチもサッチもいかなくなるのが実情です。
そんなね、机上の空論で理屈でなんでも上手くいくなんて思ったら大間違い。
だから半ば強制的に大人しくさせるキラーコンテンツは必須。
だって「鬼くるよ!」って言ってうるさいのに寝てもらわないと、他もうるさくて寝られないんだから。
そんな理由から、我が家では毎晩おばけが登場します♡
ある時子供がこんな歌を歌っていました。
「おばけなんてなーいさ。おばけなんてうっそさ・・・」
恥ずかしながらワタクシこの唄を知りませんでした。
なんだけど「冷蔵庫に入ーれて、カチカチにしっちゃお」のフレーズがね、とっても心に響いちゃったんです。
可愛いというか、目から鱗というか。おばけは魚か?ってね。
気になって気になって調べてみました。ご存知の方のが多いでしょうけど、一応コピペ。
おばけなんて ないさ
おばけなんて うそさ
ねぼけたひとが
みまちがえたのさ
だけどちょっと だけどちょっと
ぼくだって こわいな
おばけなんて ないさ
おばけなんて うそさほんとに おばけが
でてきたら どうしよう
れいぞうこに いれて
カチカチに しちゃおう
だけどちょっと だけどちょっと
ぼくだって こわいな
おばけなんて ないさ
おばけなんて うそさだけど こどもなら
ともだちに なろう
あくしゅを してから
おやつを たべよう
だけどちょっと だけどちょっと
ぼくだって こわいな
おばけなんて ないさ
おばけなんて うそさおばけの ともだち
つれてあるいたら
そこらじゅうの ひとが
びっくり するだろう
だけどちょっと だけどちょっと
ぼくだって こわいな
おばけなんて ないさ
おばけなんて うそさおばけのくにでは
おばけだらけ だってさ
そんなはなし きいて
おふろにはいろう
だけどちょっと だけどちょっと
ぼくだって こわいな
おばけなんて ないさ
おばけなんて うそさ「おばけなんてないさ」より
要するに、なんかよく分からないヤツを見かけて、最初はやっつけようとして、次に仲良くしようとして、逆に仲間になって自慢して、当たり前の世界になる的な。
これって案外、怖いモノ=なんだかよく分からないモノに直面した時の、人の行動パターンじゃないですか?
分からないから最初悪い部分だけが見えてきて、でもよく考えるとそうでもなくて、そのうち利用するようになって、気がつけば当たり前になってる。
なので「おばけ」を「怖いもの」に置き換えて、楽しく歌ってみましょう!
最後に
童謡は大人になって聞いてこそ本質が理解できるなんて言われます。
実際に怖い歌が多いですからね。
いずれも先人たちが言うこと聞かない子供にむけて作った数々ですから。
ちなみに今回の歌で一番感じたのはですね、このやっつけよう→仲良くなろう。ここかと。
ここから一気に先が開ける視点に切り替わりますからね。
まあそもそもおばけは、悪いヤツかどうかも分からないワケですから。
問題が出てきた時に、いかに早く仲良くなる方法を見つけるか?そこがとっても肝心じゃないだろうか?
特に世の中の流れが恐ろしく早い現代だからこそ、その速度が先を分ける。
なんてことを「おばけきた!」って騙くらかして、子供を寝かせながら、考えていた次第でございました。
とろろなんて ないさ とろろなんて うそさ
だけどちょっと だけどちょっと ぼくだって こわいな♡
とろろ嫌い♡