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【これで丸わかり】ハンコの彫り直しに関してまとめ

「ハンコの彫り直し」
この時期非常にお問い合わせが多くなってきましたので、
2017年3月2日に公開したブログですが、リライトに必要な文言等を追記その他の部分も修正して2018年6月11日に改めて書いておきたいと思います。

 

鈴印ではハンコの彫り直しをさせていただきます

お客様に伺いますと、彫り直しってお断りされる場合が多いそうです。

「あちこち回ったんですけど、どこでも断られちゃって・・・」

技術的な問題やお店の方針によると思われるんですが、鈴印では承っております。
まあ実際に彫り直しってリスクが非常に高いですからね。
ちなみに彫り直しをご希望される多くの方は、お使いになっていたご本人様がなくなられ、彫り直して形見として使いたいとかが多いです。
あとは他所で作られて彫刻文字がお気に召さないので彫り直しをご希望。こちらは個人的に結構気合が入ります。今度は気に入ってもらいたいですからね。

彫り直しってこれまで使われていた印章を、綺麗に削り落として新たに彫り込んで命を吹き込むんですが、実はこれがなかなか神経をすり減らす作業なんです。
と言うのも、お客様からお預かりした大切な材料を扱う際に、万が一割れやヒビなどが出てしまった場合、補償をすることができませんから。
彫り直しは材料が古い場合が多いですから、天然材である以上予想だにしない現象が起こったりするんですね。

なのでお預かりする時点で、慎重に慎重に確認させていただきます。
これまでの経験値から彫り直しに耐えられるかどうかを判断し、少しでもリスクがある場合は、大変申し訳ありませんがその時点でお断りさせていただいてます。

 

彫り直しのできない材料

また大前提として、そもそも彫り直しができない材料もありますのでその辺をお伝えしたいと思います。

プラスチック

三文判としてタワーなどに収納されて売られている白っぽい既成認印のほとんどはプラスチックです。
プラスチックはそもそも印章としては非常に弱く、彫り直しはできません。
正確にはできないコトはないですが、費用対効果を考えると現実的ではないですね。
要するに、既製品なら彫り直すより新たに買っちゃったほうが安いです。

柘植などの木材

ご使用になった木材は朱肉の油が染み込んでいるため、もろく弱くなっています。
油で柔らかくなった木材は刃物が埋まってしまうので、物理的に彫り直しができません。

彫り直しのできる材料とおおよその価格

価格(税別)は太さと、お名前かお苗字などの文字数によって変動しますので、おおよその目安です。

水牛

5,000円〜22,000円

黒水牛・白水牛問わず。
水牛は爪と同じタンパク質で朱肉の油の影響を大きく受けませんので、彫り直しは可能です。
ただし極端に古い材料や劣化の激しい場合は、割れる恐れからお受けできない場合もございます。

象牙

15,000円〜40,000円

象牙は骨と同じカルシウムなので朱肉の影響を受けませんから、彫り直しは可能です。
ただし極端に古かったり低品質だったり劣化が激しい場合は、割れる恐れからお受けできない場合もございます。

石材

15,000円〜73,000円

水晶やメノウや虎目、またヒスイなどの石材は彫り直しが可能です。
価格に幅があるのはヒスイがとにかく硬くその分高いためです。ヒスイ以外であれば、おおよそ15,000円〜40,000円くらいになります。
石材は水牛や象牙に比べて劣化が少ないので彫り直せる場合は多いですが、そもそも割れていることも多く、お受けできるかは見せていただいてからになります。

チタン

15,000円〜40,000円

意外なところではチタンも彫り直しができます。
こちらは素材自体がかなり頑丈なので、かなり高い確率で彫り直しが可能です。

 

彫り直しのための削る工程

さてここからは、一体どうやって彫り直すのか?
そちらを動画でご覧ください。
最初にすでに彫られている印面を削らないといけません。
彫刻面をギリギリで削り落として、バリが出るのでバフで丁寧に落とします。

 

ゆっくり削っているのは、材料への負担を軽くするためです。
削る際は熱が加わります。
そして削る際の振動は、長年静まっていた粒子を動かします。
熱も振動も一気に強く加えると、ヒビにつながるおそれがあります。
なので毎回神経をすり減らすが如く、音や様子を見ながら慎重に慎重に行います。
こうして彫刻面を平らにしてから、再度丁寧に印面を平らにして、新たに彫り直します。

 

最後に

色々書いて参りましたが、基本的に鈴印で取り扱っている材料であれば、ほとんど彫り直しが可能です。
私たちが気を使うのは他所様でお求めになられた材料です。
同じ黒水牛と銘打っていても同じ象牙とうたっていても、その素材の良し悪しはみなさんの想像以上に差があります。
そのためお持ち込みになられた場合、どのランクのどんな状態かを見極める必要があります。
ヒビなどに関しては以下のブログを参考にしてみてください。

鈴印ではこれまでの歴史の中から、その見極めも伝えられております。
彫り直しをご検討のみなさま、1.材質 2.直径 3.フルネームorお苗字彫刻、をお伝えいただければ、お電話でもメールでもお見積もりを出しますので、お気軽にご連絡ください。
そして実際に彫れるかどうかは以上の理由から、一度お預かりしてからになりますので、あらかじめご了承下さい。

お問い合わせはこちらから

 

鈴印では大前提として、できるだけ彫り直してお使いいただきたいと考えています。
ご先祖様の肩身の印章を彫り直して実印などとしてご活用されるのであれば、押す時に力を貸してくれるような気がしますし、守ってくれるような気もしますからね。
実印は人生の大きな決断の時に使うのですから、それが気持ちの拠りどころになるのが一番です。
私たちはその想いを形にできるよう、精一杯お手伝いさせていただきます。

 

 

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