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領収書に朱肉で角印が押してある本当の理由

なんで領収書って、ハンコが押してあるんだろう?
なんで領収書に角印を押さないといけないんだろう?

領収書の店舗情報に、必ずと言っていいほど朱色のハンコが重ねて押してありますよね?
なんとなく見よう見まねで押してる、って方も多いかもしれません。
実はここだけの話、私の場合は・・・「親父に言われたから」
そんな根拠でした。

でも昔から続けられているコトに必ず理由があるんです。

本日は「意外と知らなかった捺印の法律知識」第二弾!

領収書に朱肉でハンコが押してある本当の理由
2016年7月9日に書いたブログですが反響も大きくまた読みにくい箇所もあったため、2018年4月10日にリライトしました。

 

領収書にハンコが押してある理由は、偽造防止

こういう話は極端な例の方が分かりやすいので、そんな例えから。

仮に飲食店でお得意様を接待して、会社の経費で落としてもらおうと領収書をもらってきたとします。
その領収書が、こんなのだったらどうでしょう?

これじゃ通用しませんよね?
どこに10000円を支払ったか分からないから。
これじゃ後から捏造だって出来ちゃいますし、経理の方だって困る。
ちなみに任意団体だったら通る場合もあるけど、課税対象事業者の場合はダメとのコト。

だからどこにいくら支払ったか分かるように・・・
お店側はいついただいたか分かるように、住所印と呼ばれるお店のゴム印を押します。

ここまでよろしいでしょうか?
きっちりとお金のやり取りが分かるように領収書があり、だから宛名と店名の欄があるワケです。
じゃあここで当然疑問が湧きますよね?
「それなら別に角印とかを重ねて押す必要ないじゃん?」って。

実はこれにはちゃんとした理由があったんです。
それが偽造防止です。

一般的には住所印も含めてゴム印って、比較的同じモノが作りやすい傾向があります。
これはPCフォントを使って作る場合が多いからです。
もちろん完全な手彫りのゴム印もありますが。

つまりゴム印は、値段もお手頃で手に入りやすいけど比較的複製もしやすいから、認知という意味では少々根拠が弱い。
そのために、手彫りで複製の作れない角印をその上に押して、領収書の真正を認知させているんだそうです。

最近ではゴム印を押す代わりに印刷をしている場合も多いですが、意味は一緒。

つまり角印を押すことによって
受け取った相手に対して、真正に発行された領収書であることを認知させる
という意味があったんですね。

 

ちなみに鈴印の場合は、誰が領収したかも分かるように、お代金を受け取った人間の認印も合わせて押しています。

これによってこの領収書は鈴印から正式に発行し、領収した人も分かるようにしています。

 

角印とは会社の認印である

稀にですけど、丸印と呼ばれる代表社印を押してある領収書も見かけます。

これも法律上は全く問題ありません。
領収書に押す印章に決まりはないからです。
決まりがないということは、認印を押せばいい。
ちなみに丸印でも角印でも、法務局や銀行などに登録していない印章は認印です。
法律的には形が違うだけで意味は一緒です。

で、ここからは私たち印章店としてのアドバイスなんですが、やはり必要以上に代表者印(丸印)は押さない方がいいです。
なぜなら、代表者印は会社の実印や銀行印として登録している場合が多いからです。
会社の実印は会社のパスワードみたいなモノですから、情報漏洩を防ぐ意味でもむやみやたらに一般公開しない方が良いですね。

もちろん会社によっては、実印・銀行印・認印を丸印+角印と4本を揃えてるトコも多いですから、その場合認印用の丸印を押すことは問題ありませんが、もし実印・銀行印を丸印で兼用してる場合は、できるだけ丸印は押さない方がいいです。

※ただし独自の規則により、丸印でないと請求書等が認められない場合もありますので、詳しくは契約先にご確認ください。

 

最後に

いろいろ書いてきましたけど、簡単にまとめるとこう言えますね。

角印=会社の認印

個人でも実印・銀行印・認印って、分けて使いますよね?
宅急便の受け取りに実印押しませんよね?
会社も一緒です。
っていうかむしろ動く金額の大きい会社の印章ほど気をつける必要があります。

印章にはお使いになるみなさんが明確に使い分けできるよう、それぞれに役割と名前が備わっています。
実印が必要な時のみ、印鑑登録している実印を押す。
銀行印が必要な時のみ、銀行に登録している銀行印を押す。
それ以外は認印として、角印を押す。
これが法律上正しく、また安心な使い分けです。

こういう知識は、いざという時に自分を守ります。
印章は、あなたやあなたの会社を守るものでもあるのです。

 

実印は本人の意思を示すもの(意思の担保)

認印は本人ですと認めるもの(本人認証)

 

 

 

 

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