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ギネス世界一の、はんこ彫刻の舞台裏〜記念式典当日編

  1. お店の話
  2. 333 view

いやいや〜すっかり長編ブログになりましたギネス世界一の御朱印シリーズ。

まあそりゃ長くなりますよね。だって世界一ィィィ!ですからね♡

シュトロハイ〜ム♡

 

 

ギネス世界一の、はんこ彫刻の舞台裏〜記念式典当日編

この日もいつもより朝早く起きたワタクシ。まるで身体中に満ち溢れる緊張感をじっと抑えるかのような、なんとも言えない独特の高揚感に包まれての1日のスタート・・・

 

スピード違反で捕まるの怖いからね♡

 

よく犯罪者は「常に捕まる恐怖を感じるために人より多く振り返る」と多くの専門家の方々は口を揃えるが、そんな例えがまるで比喩とは思えないように臆病に車を進めるワタクシ・・・

 

いいから早く本題進めろ♡

 

 

ま、そんな感じで紆余曲折、言い換えるなら右折左折を繰り返し・・・

誰だってそうだろ♡

 

無事決戦の地、そして思い出の地、埼玉県東松山市、世界三大稲荷の1つ箭弓神社に到着。

捕まったトコね♡

 

今更ですけど、やきゅうじんじゃと読みます。

今更かよっ♡

 

 

この日はワタクシがいたにも関わらず、朝から木漏れ日の差すような晴天。

木漏れ日

自称晴れ男の面目躍如♡

 

お隣の本殿?舞台?では夕方よりライブの行われる島谷ひとみさんのリハ。

リハ

美しい歌声を、暗い部屋の中で打ち合わせしながら音だけ聴くワタクシ達。

 

そして高ぶる気持ちを抑えいよいよ定刻。

記念イベントパンフレット

 

 

記念イベント第一部

まずは地元の和太鼓衆によるオープニングアクト

和太鼓

ここでも出たがりの中原さん♡

 

地鳴りのような太鼓の音に、観覧者のみならずワタクシ達関係者も、否応なしに気持ちが高ぶります。

その音に誘われて、徐々に増えていく観衆のみなさん。

観衆

 

お次は団長の横塚さんのご挨拶、また来賓の方々の激励のご挨拶、最後に宮司さんのご挨拶に、場も引き締まります。

 

 

記念イベント第二部

ここでは地元松山女子高校の生徒さんにより書道パフォーマンス。

書道パフォーマンス

恐ろしく堂々とし、また見事に書き上げる演技に、一同大歓声。

書道

あまりの上手さにビビるワタクシ♡

 

後で実物撮らせていただきましたけど、これっすよ!

書道

ギネスより凄かったんじゃないだろうか・・・

 

 

記念イベント第三部

そして本日のメインイベント、箭弓神社御朱印ギネスに挑戦。

実際の御朱印を忠実に24倍に拡大した今回のギネス用御朱印。

まずは実際の対比をご覧いただきますと

御朱印対比

手前が現在ご使用の御朱印で奥が今回のギネス用御朱印。

 

ではでは注目のワタクシ達の捺印作業になりますが、一応参加者なので写真は今ひとつ撮れず・・・・

なのでご提供いただいたのを勝手に拝借させていただきます。

 

まずハンコを押すワケですから、印面に朱肉を塗ります。

とは言え世界最大の大きさですから、普通には塗れません。

ここはローラーを使って塗り塗りします。

朱肉塗り

(心の中では、我こそが一番綺麗に塗れてると、全員が思いつつ♡)

 

で、塗り終わり重機で印面をひっくり返し、馬の上に置きます。

ひっくり返す

そして次にクレーンで吊り上げ、今度は馬に乗ったハンコの側面を再度塗り直します。

朱肉塗り

ちなみに塗り担当と、見る担当に分かれ、当然ワタクシは・・・

 

見てただけ♡

またか♡

 

そして再びクレーンで吊り上げ、舞台上の寝そべる巨大和紙のちょうど真ん中へ。

ちなみに木材を実際使用の御朱印と同じ形に忠実に拡大再現したのは、木工店さん。

先ほどの全回転グラブフォークランプを指先の絶妙な調整で、巨大御朱印を見事馬に置くフォークリフト技師さん。

和紙はユネスコの無形文化遺産細川紙。

巨大御朱印を吊り上げるのは、石材屋さん。

そして紙の中央に正確な位置を計測する測量屋さん。

ギネスと交渉を繰り返した司法書士さん。

最後にすべてを取りまとめた団長さん。

 

そんなみなさんの思いを乗せて吊り上げられた巨大御朱印が、いよいよ紙の中央に。

ぎゅーっと置かれそのまま持ち上がるのかとみなが注目を集める中、突如巨大御朱印に登るワタクシたち。

写真じゃ分かりませんけど、ワタクシたちはそれぞれの辺に登って10回づつ跳ねてるんです。

登る

微妙な笑いの起こる場内。

ゾクゾクするワタクシ♡

密かにそっち系♡

 

あのですね、御朱印がどれほど重くても、今回の大きさに対して重さが足りないんですよ。

みなさんもハンコを押す時に、ぎゅーってしますよね?

それと一緒で、重量をかけないと綺麗に写らないんです。

だから乗って跳ねてるんですけど、一応意識は「ここが写りにくいから多めにテンションをかけないと」とかってイメージしながら跳ねてたんですよ。

誰も分からなかったと思いますけど。

 

一通り足踏みも終わり御朱印から降り、そしていよいよ運命の瞬間。

さてちゃんと写っているのか?

 

緊張の一瞬緊張の一瞬

 

もうね、ちゃんと押さえていないと紙が持ち上がっちゃう時点で、成功。

そして見事に捺印完成。

 

あとはギネス判定員の最終審査に移ります。

最終審査

凄い数の観衆の方々でした。

長さや大きさ、さらにはレギュレーションにもある彫りの深さが範囲内に収まっているか?

それを測量士の方と1ポイントづつ慎重にチェック。

 

そしてついに発表の時が・・・

発表

ここは改めて動画を見ていただきましょう。

 

感動!

 

そして表彰式に移ります。

しかし実は、全て認定を前提に準備していましたが、本当にこの瞬間まで誰一人認定されているかどうかは分かりませんでした。

つまりダメだったら全て無駄。

 

そんな多くのリスクを冒しながらの当日だったんですね。

だからこの瞬間は本当最高でした!

表彰式

そんなこんなでワタクシたちはんこ職人は観衆に混じって撮影していると、壇上から「ほら、職人さんたちも上がって」なんて言われ。

常日頃自分をあまり職人という認識のないワタクシは、 他の人たちを「ほらほら」なんて誘導して「お前もだ」なんて言われ、関係者全員登壇。

全員

もちろんここにいらっしゃる方々以外のも単純に彫ったはんこ職人さんは他にも30人ほどいますし、当日来られなかった関係者の方々も大勢いました。

凄い人数で作り上げたんですね。

最後の団長さんの「関係者誰一人欠けても成し得なかったでしょう。」の言葉は、一同の胸を打ちました。

 

 

祭りの後

この後島谷ひとみさんの最高のライブもあり、ただプロの演奏なので撮影は遠慮させていただきました。

代わりに島谷ひとみさんがイベントの模様を書いたブログリンクを貼って置きたいと思います。

 

緊張と喜びに包まれた宴も終わり、ギネスの御朱印と一緒に撮影する人々・・・

ギネス世界一

お前かい♡

 

せっかくなんで間近で撮ってみました。

御朱印御朱印

いやはや、ド迫力ですね!

 

いつまでも終わらない記念撮影。

記念撮影

ここでも出たがり中原さん♡

 

 

撮影も終了し、ワタクシたちは片付け。

まず御朱印の朱肉を拭き取ります。

掃除

 

これだけ綺麗になります。

拭き取り完了

いや〜朱色に染まった御朱印も美しいですね〜。

 

撤収〜

撤収撤収

 

あとは気を付けて帰るのみ♡

ねずみ捕りに♡

 

 

まとめ

数日に渡って書いて参りましたギネス世界一の御朱印のブログ。

今週はこれで埋め尽くされました。

 

ただまだまだ書き足りないことも多いんですよ。

今回は「はんこ」というコトで、それを彫るワタクシたちはんこ職人という人たちをクローズアップしていただきました。

これは主催の方々の「日頃あまり表に出ることはなく、でもコツコツと自分の技術を磨き、一人一人のお客様のために精一杯の力を込めて印章を彫り上げている職人さん達の技に光を当てたい」という思いだったそうです。

 

なので私はそのお礼に、今回あまり表に出なかった方々にスポットを当ててみたいと思います。

つまり・・・

 

続きはこちらから

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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