お知らせ

象牙 極上ハード縦目芯持60ミリ×18ミリ丸 実印が届きました

またしても物凄い素材が届きました。
歴代マスターピースの中でも、特に価値のある品。
単純に希少価値だけで申し上げますと、鈴印史上過去最高かもしれません。

象牙 極上ハード縦目芯持という希少性

芯持ち材とは

良い印章をご検討される方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
象牙の芯の部分を使用した印材のことです。
牙は元々、歯のように中央に神経が通っており、そのため牙は「芯」と呼ばれる穴が中央付近に開いてます。
それは根元に向かうほど大きく、先端に向かうほど小さくなるのが特徴です。
芯=穴ですから、この大きさによって印材として扱えるか否かが決まってしまいます。
どんなに上質な素材でも芯が大きくては捺印した際に穴となり、印章として成立しないためですね。
つまり芯持ち材とは、それだけでも奇跡的な印材と言っても過言ではありません。

 

芯持ちの極上ハード材という驚くべき希少性

今回最もお伝えしたいのはこの部分です。
恥ずかしながら私も、このようは印材があるとは知りませんでした。
そのためブログ等では、芯持ちの取り扱いはないとまで書いていました。

まず大前提として縦目芯持ちの印材があることは知っていましたし、仮にあったとしてもソフト材だと理解していました。
鈴印では創業より基本的にハード材のみを使用しています。
これは貴重であることもそうですが硬くて丈夫なため、実印に求められる長期間のご使用に耐えうると考えるからです。
一方ハード材に芯持ちがあることも理解していましたが、それらは全て大きな穴=芯があるとの認識でした。
そのためハード材の芯持ちは、希少価値はあるが穴があって印章には適さない。
以上2つの理由から、ないものと信じていました。

ところが「ありますよ」その一言でこれまでの概念が崩されました。
長年プロとしてこの業に関わっていただけに本当に驚きました。
正直「そんな素材があるの?」とまで思ってくらいでしたから。

上記でも述べました通り、ハード材のほとんどは穴が開いてしまっています。
ところがその中でも本当に稀に、芯が塞がっているものがあるんだそうです。
塞がっているから捺印した際にも影響がない。
写真のように持ち手側にははっきりと認識できる凹みがありますが、印面側になると平ら。
もちろん薄らと色合いは変わっていますが、捺印への影響は一切及ぼしません。

ちなみに全国探しても、状態の良いものは片手ほどしか見つからないとまで言われています。
その意味ではもしかすると民生よりも貴重かもしれません。

 

同じ芯持ちの縦目と横目の違い

上記写真は横目です。

これまで鈴印のサイトでは、横目と呼ばれる横向きに材料を抽出した芯持ちの品はご紹介してきました。
対して今回は縦、いわゆる正統派です。
共に驚くほど希少性は高いのですが、縦目を横目を比較しますと違いは以下。

【縦目】

  • 利点:牙に対して並行に取り出されるため非常に丈夫
  • 欠点:芯が大きい場合、捺印した際に写らない

【横目】

  • 利点:芯の影響が見た目に比例し、とにかく美しい
  • 欠点:牙に対して垂直に取り出されるため、縦目に比べて弱い

ざっくりとまとめるなら、基本に忠実な縦目に対して、美しさを重視した横目。
そして希少価値に関しては、縦目が横目を遥かに上回ります。

 

最後に

この希少性はもしかすると現存する印材の中でも最も高いかもしれません。
鈴印のこれまでの実績と、私個人的な仲の良さから入手できた、奇跡の逸品です。
久々に個人的にもかなり欲しいと思いました。

これまでの概念を覆す、ハード材なのに芯が塞がっているという貴重な素材です。
もちろん今後新しく取り出せる可能性はほとんどなく、かつ国内に残る在庫は探しても片手ほどしか見つからないはずです。
せっかくでしたので入手可能な全て、特別な2本をご用意致しました。
もしかすると捺すときの人差し指のパワーが、芯を通ってそのまま紙に写り込むかもしれませんね。

 

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