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【希少】最も使いやすい民生(みんせい)

【民生(みんせい)】とは

印章に興味を持たれている方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
今は亡き象牙の象嵌士「山崎民生(みんせい)」さんによって取り出された印材。

最も有名な象嵌士でもあり、また文化功労者賞を受賞された民生さんが手掛けた印材は、証としてその名と花押を彫り込まれ、現在ではほぼ全て入手困難となっています。
民生の銘入りの材料はどれもが特に厳選された象牙から作られているため、その独特なアイボリー色の魅力もさることながら、私たち彫刻士にとってはなんとも言えない硬いけど滑らかに刃物が走る感触が、他にはない独特な気持ちよさと緊張感を感じさせてくれます。
年代物のため保管状態に大きな違いがありますが、当社は専用セラーを用意し、仕入れたままの状態を維持し続けています。

新品の60㎜丈×16.5㎜丸が残っている奇跡

過去にはたくさんあった民生も今では多くの方の手に渡り、残るストックは全国的にも少ないです。

その上、民生の素材となる象牙は歯や骨と同じカルシウム成分のため、経年と共に変色していきます。
原因は紫外線やタバコのヤニなどですが、ケースから剥き出しの表面だけが色焼けてしまったり、鞘(キャップ)を外すとツートンになっていたりです。
つまり民生はそれだけでも貴重にも関わらず、保管状態が完璧な物はほとんど存在しません。
過去に遡ること約25年前、鈴印は私の親父の手によって全面改装を致しました。
その際に一番こだわったのは、高級印章専門のセラーを作ることでした。
それはまるで年代物のワインのように、汚れた空気や日光に触れることのない空間。
鈴印になぜ状態の良い印材が数多く残っているかの理由は、そこにあります。

保管状態の良い民生はそれだけでも貴重です。
また過去に人気があったのは、現在でも印章の主流でもある長さ60㎜丈です。
当然人気のサイズから売れていくため、現存する民生の多くは、45㎜など短い物がほとんど。印面の直径も12㎜丸など。
そんな中今回ご紹介する品は60㎜丈×16.5㎜丸、つまり実印として最も人気のあるサイズ。
保管状態はもちろんのこと、鞘と呼ばれるキャップも付き、上下の印として「金丹」と呼ばれる24Kが贅沢に施されているのは民生ならでは。
ちなみに金丹は、接着剤は一切使わず象牙で金丹を挟み込む形状です。
象牙と金が互いに支えあい、温度で膨張する特性によって落下を防ぐという、緻密な計算によって作り込まれています。
しかもケースは最上級のKFワニ革を使用し、朱肉をいれる部分の蓋も残り少ない牙蓋(げぶた)が付いています。
つまり個人印として使う上で、最も完璧な民生がこちらになります。

民生をHPに載せたのは初です

これまで民生は、HPでの販売は致しておりませんでした。
理由は、買い付けまた管理した親父との約束でした。

「この価値を分かっていただける人にだけ販売したい」

でも時代は移り変わっています。
当時はまだまだネットで安心して売買ができる時代ではありませんでしたが、今では迷わず良い物が手に入ります。
またここ最近ではありがたいことに、驚くほどの遠方からわざわざ足をお運びいただくお客様も増えて参りました。併せまして、お問い合わせをいただく機会も増えてきました。
それらの状況を鑑みた上で、HPでもご紹介していく決断を致しました。

鈴印の長年の歴史の中で、最も大切にしてきた一品です。
その価値をご理解いただけましたら、嬉しい限りです。

 

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